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東京高専の産業技術センター 技術相談01/16 00:00
〇参考:2018.1.16.東京高専 産業センター 技術相談.pdf
近畿大学リエゾンセンター 東京オフィス01/15 00:00
〇参考:2018.1.15.近畿大学リエゾンセンター.pdf

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バーチャルツアー:宇和島パールデザインコンテスト
 

コラムについて

 産金学官士連携活動に関連した事柄について、各界の方へ寄稿をお願いいたしました。さらに、詳しく確認されたい事、ご意見等ございましたらコメント欄に記入いただければ、コラムニストの方にご対応いただきます。
コラムニスト
「学」:国立研究開発法人物質・材料研究機構 博士(学術) 原 龍雄 様
「産」:京都大学産官学連携本部(産官学連携センター)特任教授
 元 三菱化成工業㈱(現三菱化学㈱)知的財産部長、執行役員 宗定 勇 様
「学」;電気通信大学 前学長 学長顧問 梶谷 誠 先生
 

コラム1

コラム
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2018/01/15new

教養は人生の糧(5)

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コミュニケーションが教養の要
電気通信大学は、2 1 世紀を「人々が心豊かに暮らせる社会」にすべきであるとし、「高度コミュニケー ション社会」と名付けました。先に述べた「生きがい」 は「心豊かな人生」と言い換えてもいいかもしれません。そして、「心豊か」とは「豊かなコミュニケーシ ョン」を経験することに他ならないと考えました。
本学は、大学の全ての活動の根幹をコミュニケーションにおき、高度コミュニケーション社会の実践の場とします。皆さんも、授業だけにとどまらす、キャンパスで生活を共にする全ての人々と積極的にコミュニケーションをはかることによって、教養の質を高め、あなたのOSを常にパージョンアップしてください。



07:00 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | 研究者と技術者の狭間で35年
2018/01/09

知的資本主義の時代(9)➀

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資本主義の歴史を辿ると商業資本主義→産業資本主義→金融資本主義という図式に要約できる。しかし、現代先進国において、金融資本が新しい社会を創造しているとか近い将来そうなるとかいう感覚は持てない。しかし、人類は地球環境悪化、資源枯渇、人口爆発という人類全体の抱える問題を解決するには市場での競争を通して社会の資源分配、富の移転を引き起こすのは資本主義の力による他ない。ソ連の崩壊、中国の資本主義化の成功を見ると、このことを実感する。その資本主義による社会の創造的変革は、新しい技術の出現がトリガーとなっている。

インターネットが途上国を含めて世界中の人々の生活を一変させ始めた現象及びバイオテクノロジーが人間を含めて全ての生物の生命現象を大きく変え始めた事実を見ると、新しい技術が国や人の間でどのように創造・伝達・秘匿・利用・取引されるのか?という課題は全ての人に極めて重大な関心を引き起こす。

大塚久雄の名著「欧州経済史序説」は欧州の覇権が北イタリア→スペイン・ポルトガル→フランドル→オランダ→イギリスと推移した本質的要因を当時最大の貿易財であった毛織物の国際競争力の移動であると喝破した。近・現代の覇権の推移がイギリス→アメリカへ移り、今や中国がアメリカに取って替わるのも遠い将来ではないと言われるようになってきたのもやはり経常収支の黒字のナンバーワンの地位の変化であり、経常収支のトップ転落に先行するのが貿易収支の動きである。しかし、この覇権の推移がその国民の本当の豊かさとは別物であることにも次第に気づき始めたとも言える。



17:18 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | 知財を通しての歴史観
2018/01/08

教養は人生の糧(4)

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教養は楽しみながら
先に触れた中教審の「新しい時代における教養教育のあり方について」では、教養の概念を次のよ5うな項目に整理しています(内容を簡略化して記す)。
ア)「知・徳・体」、「知・情· 意」
イ)社会とのかかわりの中で必要な資質
ウ)国際化・情報化が進む世界で日本人として生きていくための基礎的な能力
エ)未知の事態や新しい状況に的確に対応していく塞盤となる力など
オ)品性、品格
以上の資質や能力をどのレベルまで身に付ける必要があるかは一律に決められるものではないと断っています。
しかし、我々が身に付けるべき理想の目標の全てが網羅されていて、私などにはとても無理なことに思え、少々気が滅入ってしまいました。もっと気楽に教養を考え、しかし人生の最も根幹に位置づけようとしたのが、本稿の教養考の試みです。
本学には、理工系大学としては例をみない、多様な充実した教養の授業が用意されています。それらに貪欲に参加し、楽しんでください。あなたの人生の喜びを、生きがいを高めるヒントが見つかるはすです。


07:00 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | 研究者と技術者の狭間で35年
2018/01/01

変化する勇気を!【年頭にあたり引用】

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自然界も社会も変化し続けてさました。
変化が無いところに、進化も進歩も発展もありません。
変化こそ全ての活力の源泉のような気がします。

●変化が自然の理 ●
自然は常に変化しています 。宇宙規模の変化、地球の46億年にわたる変化、四季の変化、毎日の天候の変化など、変化していることが態常です。人も生まれてから、肉体的にも、精神的にも休まず変化を続けます。もちろん、社会活動も、経済活動も日々変化しています 。
変化は、時間、空間、その他のさまざまな変数で表せる状態に起こります。違い、種類 、多様性などという言葉も、広い意味の変化と捉えれば、世の中は変化に満ちています。不変、一様、単一、均ーな状態は、むしろ不自然であり、自然の理にかなっていません。

●人は本来変化を好む ●
人が生まれつき備えている遺伝子ソフトウェアには、生物としての本能をコントロールするプログラムと、人間らしさを発揮するプログラムが組み込まれています。後者は、精神的快楽を起動するプログラムと考えます。精神的快楽とは、好奇心、知る喜ぴ、発見の 喜ぴ、創造の喜ぴ、愛される喜ぴ、愛する喜び、誉められる喜ぴ、美しさへの感動、支配欲、名誉欲などなど、人が受ける喜ぴや感動などを指します。これらは、全ての人々に共通の心の作用であり、人から学んだり、訓練によって獲得しをものではなく、先天的に与えられたものなのです。
精神的快楽のプログラムは、外からの情報的刺激に反応して作用しますが、特に変化に敏感で、強く反応します。つまり、人は、生まれつき変化を好むようにプログラされているのです。しかし、このプログラムを使わないと、だんだん起動しにくくなるようです。子供はだれでも、極めて好奇心が旺盛で、新しいことに興味を持ちます。しかし、大人達がそれを抑制するために、だんだん好奇心や興味を失い、無気力になっていくのではないでしょうか。

●変化が価値を生む ●
現在は、物やエネルギーが中心であった工業社会から情報が相対的に重要な社会へ移っています。天然資源である物質とエネルギーは有限のため、その価値は「量」に依存します。情報は、人の知的、精神的活動の産物で、人が活動する限り、無限に供給できます。情報は、無限に存在し得るが故に、量よりも「変化」に価値があります。情報の価値は新しさにあるため、常に新しい情報、知識が求められ、情報の需要は際限なく統きます。また、人は心の充足を求めますが、人の気持ちは各人各様で、しかも時間とともに変化しますので、人の心を充足させる情報も無限の多様性、変化を求めます。

●自ら変化を興そう ●
人は本来 、変化を好み、変化に対応する能 力を備えています。一方、情報は新しいこと、変化することによって価値を創造します。しだがって、情報社会で生きる人は、変化に対応すること、変化を生かすことが生きるすべとなります。いや、むしろ自ら果敢に変化し、世の中を変化させる気概を持って 、新しい社会のリーダになってください。


00:00 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | 研究者と技術者の狭間で35年
2017/12/26

知的資本主義の時代(8)②

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ハイコスト先進国企業が知の力を資本とする経営戦略には次の(1)~(5)のマーケッティング戦略によるビジネス・モデル構築が考えられる。
(1)必需品又は便益品をローコスト途上国で生産し、ハイコスト先進国市場防禦
(2)必需品または便益品をローコスト途上国で生産し、ローコスト途上国需要発掘
(3)ハイコスト先進国の非必要経済(かっこ良い、面白い、楽しい、スマート、洗練 etc.)市場でイノベーションによる需要創造か潜在需要発掘
       
(4)ハイコスト先進国の非必要財をローコスト途上国富裕層へ水平展開
(5)ハイコスト先進国の必需品又は便益品をローコスト途上国BOPへリバース・イノベーション
 
第三次産業がこの5つのビジネス・モデルと関係するかを考えてみたい。
第三次産業は、先進国においてその比重が増すという事は、先進国企業がグローバル市場主義経済下で闘うためのこの5つのビジネス・モデルと深く係るはずである。5つのビジネス・モデルの順番に先進国の文化的価値から遠い貧しいが故の古い社会である自我の主張を抑制する共同体社会の文化との係りが強くなると考えられる。即ち、利益社会化した先進国社会では、安価大量規格品はローコストの途上国で生産したモノを輸入(ビジネス・モデル(1))し、先進国が比較優位を有する知の力を資本とするビジネス・モデルの(3)(4)(5)を産業の中心になるように誘導するのが合理的である。

(3)(4)(5)の各ビジネス・モデルごとに1つずつ具体的ビジネスを考えてみる。

「(3) ハイコスト先進国の非必要経済(かっこ良い、面白い、楽しい、スマート、洗練 etc.)」では、ディズニーランドのようなモダンな娯楽産業があり、その需要には理論的上限が存在せず、知の力で無限の需要を創造する事が可能である。

「(4)ハイコスト先進国の非必要財をローコスト途上国富裕層へ水平展開」では、豪華客船による世界一周の旅とか地中海クルージングのような高価旅行を途上国富裕層に売り込むビジネスがある。

「(5)ハイコスト先進国の必需品又は便益品をローコスト途上国BOPへリバース・イノベーション」は、途上国は発展のために全国民の初等教育に力を入れており、BOP層も子弟が上・中流階級へ上昇するには教育が必須であることを認識しており、そこには大きなビジネス・チャンスが潜んでいる。教育を搾取の手段とすべきではなく、途上国発展のために先進国が蓄積してきた教育人材、データ、経験を利用してもらうことで教育の質の向上、効率化を図り、その成果を長期にわたり回収するという視点が求められる。

明治維新以降に日本が培ってきた知は途上国から先進国への発展を実現した歴史的事実に立脚すれば(3)(4)(5)、特に(5)で途上国との架け橋に最適な国は日本であるという明るい結論が得られると考える。


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2017/12/25

教養は人生の糧(3)

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人のO S は教養によって進化する
すでに述べたように、人もコンピュータも、その行動(仕事)は、直接的にはアプリケーションソフトに依存しています。しかし、アプリケーションソフトはOSの下で動いていますから、その能力は、OSの機能と性能に決定的に左右されます。
人のOSの最も根幹の部分には、「生きる」ための基本ソフトが先天的にセットされています。人は「生きる」ことに余裕ができると、OSは「生きがい」を求めるように進化しようとします。「生きがい」に価値を見出すOSの下では、人はさまざまなアプリケーション(行動)を実行して、「生きがい」を得ようとするのです。
それでは「生きがい」とは何でしょうか?その中身は、人一人一人によって違うでしょうし、それが個性に他なりません。私は、人が自分なりの「生きがい」を創ることを「教養」だと考えています。言い換えれば、「教養」を深めることが、「生きがい」を高めることになるのだと思うのです。
「生きがい」という視点から、教養を位置付けるなら、基本的には、「教養」のために、特に何かを勉強せよ、身に付けよ、ということはないと思います。むしろ、人が、「生きがい」を探して、自律的に学び、経験し、考え、悩む、その行為が「教養」なのだと思います。教養によってOSの質が高まると、専門仕の事の質も高めることになり、その人は総体として充実した人生を送ることになるのです。「生きがい」が人生そのものですから、教養は生きる糧と言えるかもし れません。

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2017/12/18

教養は人生の糧(2)

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コンピュータと人~そのハードとソフト~
話が飛びますが、ここで、技術者的発想により、コンピュータと人を対比してみます。
コンピュータシステムは、ハードウェア(以下ハードと呼ぶ)とソフトウェア(以下ソフトと呼ぶ)から構成されていることはご存知と思います。どちらか一方だけでは役に立たない密接不可分な関係にあります。
ソフトは、コンピュータを動かす基本的なソフトであるOS (オベレーティングシステム)とコンピュータを利用するためのソフト(アブリケーションソフト)に大別されます。
さて、「心身」という言葉があるように、人は心と肉体から成り立ち、密接不可分な関係にあります。そこで、人の肉体はコンピュータのハード、心(精神)はソフトに対応させてみます。肉体は、コンピュータシステムと実によくアナロジーできます。脳はCPU(演算装置)と記憶装置を兼ね、目、耳などの5 感は入力装置、口や手は出力装置、心臓が電源装置です。
しかし、肉体だけでは人は生きていけません。人も脳に記憶されたソフトを駆動することによって、身体全体が制御され、意図する行動がなされるのです。人のソフトの体系もOSとアプリケーションソフトから成ると考えられます。OSの核となる部分は、遺伝情報として親から受け継いでいますが、幼児からの教育が、OSの機能と質を高め、いわばバージョンアップを図っているのです。さらに、人は成長するにつれ、学んだこと、体験したことをアプリケーションソフトとして蓄積していきます。その結果として、特定の分野の専門家に育つていくのです。


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2017/12/12

知的資本主義の時代(8)➀

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今回は、第三次産業化とく時代の流れがテーマである。経済の発展段階を大雑把に見ると、(1)圧倒的に第一次産業中心の農業社会、(2)ロストウの言うtake-offの産業革命がもたらす第二次産業躍進の時代、そして(3)衣食住の量的充足が達成された先進国では、成長鈍化に伴う有効需要創出の政府サービスや金融資本主義、サービス産業を含む第三次産業がGDPに占める比率が最大となる時代が到来する。

そもそも第一次産業(農業・漁業・鉱業・牧畜業・林業)から第二次産業(工業)に、さらに第三次産業(商業・サービス業)へ経済発展につれて就業人口が移動する法則を膨大な過去のデータを分析し、実証したのはW.PettyとC.Clarkであり、そのためこの法則はペティ=クラークの法則と言われる。

ソ連、東欧を除く日米欧、豪州、カナダ、ニュージーランドの先進国では、第一次産業従事者の就業人口に占める比率が1900年に59%、1960年に30%、第二次産業従事者の両年の比率が22%と33%、第三次産業のそれが19%と36%。

現在の世界で先進国だけでなく、韓、台、シンガポール、香港のかつて四小龍と言われた中進国も第三次産業の時代に入って来た。更にBRICsという巨大人口の新興国も第一次産業従事者比率の低下が起こっている。

モノが充足されれば次は、第一次、第二次産業が産出する商品を扱う商業及びサービスが求められるのは当然とも言えるけれどもGDPの60%~70%が第三次産業として就業者の大半を占めるに至る原因は理論的には解明されていない。

そもそもクラークの分類では、第三次産業は第一次、第二次産業に属さないその他一切の非物質的生産の活動を含み、主要なものとして運輸、通信、商業、金融、公務、家事サービスその他のサービスであるとする。第三次サービスの特性としては、運搬不可能、運輸を除き貿易の対象にならない事、生産性の向上が第二次産業に比べ低い事が挙げられる。


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2017/12/11

教養は人生の糧(1)

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新入生の皆さん、入学おめでとう!電気通信大学の教職員を代表して心から歓迎の意を表します。【2002年4月】
本学では、専門教育だけでなく、教養教育にも力を入れています。I T 時代といわれる情報氾濫の現在、教養をどう捉えればよいのでしょう。

迷走する大学の教養教育
専門教育は、それぞれの専門分野毎に、目的も比較的はっきりしており、カリキュラムもほぽ世界共通です。
一方、教養教育は、分かっているようで意外と簡単ではないのです。日本の大学では、1949年に発足した新大学制度の中で、専門教育と一般教育(教養教育) という 学科目の区分を 設けていました 。しかし、1991年、大学教育の改善を目的に、上記のような授業科目の区分などが廃止されました。このため、本学でも一般教育課程がなくなり、そこに属していた英語や体育の先生方が、専門学科に分散所属しておられます。
上記の教育区分の廃止は、従来の一般教育あるいは教養教育を全学が一致協力して実施することを意図したものでしたが、必すしも十分に目的を達成できていないとの反省から、2000年12月に、中央教育審議会は「新しい時代における教養教育のあり方について」という答申をしました。
また現在、大学評価・学位授与機構という国の機関が、全国の国立大学の「教養教育」の実態を調査し、評価している最中です。
いささか硬い話になってしまいましたが、要するに大学教育における「教養」の重要さは、誰しもが認めているところですが、具体的な内容や教育方法になると様々な考え方があり、教養教育の実があがらぬまま、 50年以上も迷走し続けて来たような気がします。


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2017/12/04

組織に埋没するなかれ!(4)

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個あっての組織
諸悪の根源である組織が、現代社会の必要悪として存在しなければならないとしたら、その欠陥をわきまえて、組織を構成し、運営せねばなりません。幸い、組織を構成するのは、個人としての人ですから、組織に入った人が、組織に埋没せすに、個としての人格を保ち、行動するなら救いは十分にあります。それは、組織あっての個ではなく、個あっての組織であるという原則を前提にしています。
例として、最近の日本企業の生産現場を取りあげます。かっての生産現場では、ペルトコンベアに沿って配置された作業員それぞれが、決められた一つの工程を専門に行う生産方式が主流でした。このような現場では、作業が細分化され、人間性を無視した単純作業になりがちで、作業員には仕事に対するやりがいや喜びが生まれにくいのです。最近、「セル生産方式」と称し、一人の作業員がセルの中でいろいろな作業を行い、一つの製品を仕上げてしまう方式が盛んになっています。この場合は、一人の作業員が一つの製品に全面的に責任を負う替わりに、誇りとやりがいを感じることができるのです。前者は、個は組織の一つの要素に過ぎなかったのに対して、後者は組織の中で個を生かし、かつ組織の士気も高まったのです。

個を確立せよ
組織の欠陥を補えるのは、組織を構成する個人の力しかありません。組織の壁や縦型のいわゆる官僚組織を打破し、組織をオープンにし、ボーダレス化を図れば、個人の力が発揮しやすくなるでしょう。逆にいえば、ボーダレス化に耐え得る強い個人が必要になります。いつでも組織を飛び出せる「個を確立する」ことが、いつも組織を健全に保つことにもなります。皆さんのこ健闘とこ健勝を祈ります。






07:00 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | 研究者と技術者の狭間で35年
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コラム

 
教養は人生の糧(5)01/15 07:00
コミュニケーションが教養の要 電気通信大学は、2 1 世紀を「人々が心豊かに暮らせる社会」にすべきであるとし、「高度コミュニケー ション社会」と名付けました。先に述べた「生きがい」 は「心豊かな人生」と言い換えてもいいかもしれません。...
知的資本主義の時代(9)➀01/09 17:18
資本主義の歴史を辿ると商業資本主義→産業資本主義→金融資本主義という図式に要約できる。しかし、現代先進国において、金融資本が新しい社会を創造しているとか近い将来そうなるとかいう感覚は持てない。しかし、人類は地球環境悪化、資源枯渇、人口...
教養は人生の糧(4)01/08 07:00
教養は楽しみながら 先に触れた中教審の「新しい時代における教養教育のあり方について」では、教養の概念を次のよ5うな項目に整理しています(内容を簡略化して記す)。 ア)「知・徳・体」、「知・情· 意」 イ)社会とのかかわりの中で必要な...

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